農家との料理合コン カップル次々“成育中” (東京新聞)

東京新聞 2010年4月23日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/hayari/CK2010042302000138.html

ヘルシー野菜メニューが充実した飲食店や農家レストランが増え、農業への興味も高まってきたようだ。国立や恵比寿などにあるレストラン「農家の台所」を運営する国立ファーム(国立市)が企画した“カリスマ農家との合コン”に、女性からの応募が多数寄せられ、現在、2カ月待ちになっている。


「うちが契約している農家さんは、情熱のある優秀なカリスマ農家ばかり。それなのに出会いがないと聞き、おせっかいながら企画しました」(同社広報)


野菜作りはもちろん、流通、販売、営業もこなし、経営者としてもやり手の“アツい”男性が多いとか。女性も彼らの魅力を野菜を通じて感じ取っている。


昨年末から始めて毎月開催。今月17日に新中野の居酒屋「清貧」で行った第5回からは「料理合コン」形式になった。23〜30歳までの男性農家5人が立川、千葉、長野から参加。それぞれ自分たちの育てたトマトやレタスなどで腕を振るった。全員なかなかのイケメンぞろい。対する女性たちは23〜28歳の大学生と社会人。調理師免許を持つという女子大生は「将来的にもパートナーは農業に興味を持つ人がいいんです。いずれは自分が育てた野菜でおいしい料理を作りたい」とキラキラの笑顔で話してくれた。


一方、ミニトマトを作っている26歳の男性農家は「農業に興味があるというだけでうれしい。地元では農業が身近過ぎてやりたくないという女性も多いんですよ」とこれまた純粋で応援したくなる。


出会いの種はまかれた。実を結ぶのはこれから。育ちつつあるカップルは2組いるそうだ。 (文と写真 村手久枝)


★メモ 応募は「国立ファーム」のサイトか「農家の台所」各店の応募用紙で。問い合わせは(電)042・571・0831。