農業者戸別所得補償制度:山田副農相「畑作、畜産も」 生産者と意見交換 /宮崎 (毎日新聞)


毎日新聞 2010年4月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100419ddlk45010369000c.html
山田正彦農林水産相が18日、宮崎市のホテルで開かれた農業生産者らとの意見交換会に出席し、今年度から始まった農家への戸別所得補償制度の対象拡大について「畑作や畜産でもやりたい」と強調した。


また、農業分野での自由貿易協定については「私は断固反対だ」と述べた。


民主党参院選挙区第1総支部と、党が生産者や消費者の声を政策に生かすために設立した「食と農の再生会議」が主催し、約50人が参加した。


参加した養豚業者や野菜農家からは「国の助けがないとだめだ」と厳しい経営への支援を求める声が相次いだ。


食料自給率向上を目指す新制度は、稲作農家の赤字を補てんするモデル事業として始まった。対して県内農業の主力は野菜や畜産で、山田副農相は「価格は厳しいが、支えたい」と配慮を示した。【石田宗久】