日経BPコンサルが「ソーシャルメディア利用実態調査」、リーダー型男性はTwitterを活用


Web担編集部  2010/7/30(金)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2010/07/30/8509
情報通信、電子機器などのコンサルティングを行う日経BPコンサルティングは、「ソーシャルメディア利用実態調査」を実施、結果をまとめた報告書を7月29日に発表した。それによると、Twitterには「リーダー型の男性」、 mixiには「リーダー型の女性」、ニコニコ動画には「内向型の男性」が相対的に多く集まる傾向があることがわかった。調査はソーシャルメディア・サービスにアクセスしたことがある18〜69歳の男女を対象に6月25日から同28日まで実施。有効サンプル数は1200。


調査では、どのような属性の人が、また、ふだんどのような意識を持つ人がオンライン上でどのような行動を取っているのかを把握すると共に、どのようなソーシャルメディアを利用しているか、ユーザー像と利用状況を俯瞰した。最も利用者が多かったのはYouTubeで、62.3%が利用していた。心理クラスターで「アクティブリーダー型」の男性は「2ちゃんねる」(36.8%)、「Yahoo!掲示板」(26.3%)、「Twitter」(15.8%) など、会話がメインのプラットフォームで他のクラスターを上回った。女性では「mixi」(37.4%)の利用者が4割弱で、「食べログ」(20.6%) の利用率も高かった。「フォロワー型」の男性では、「Wikipedia」(50.2%)や、「mixi」(30.0%)の利用率が高く、女性は「クックパッド」(38.0%)、「Ameba」(19.2%)の比率が高かった。


また、企業アカウントの認知率が高いプラットフォームは、TwitterモバゲータウンmixiAmebaの順となった。プラットフォーム全体で想起された企業アカウントには、日本コカ・コーラパナソニックソニーソフトバンクエイベックス・グループ・ホールディングスなどが挙げられた。(梅田 勝司)


日経BPコンサルティング http://consult.nikkeibp.co.jp/

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Twitterは「リーダー型男性」、mixiは「リーダー型女性」、ニコ動は「内向型男性」に人気(日本経済新聞) 2010/7/30
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E0EBE2E0978DE0EBE2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
市場調査などを手がける日経BPコンサルティングは2010年7月29日、6月に実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」の結果を発表した。それによると、最近注目が集まっているTwitterには「リーダー型の男性」、mixiには「リーダー型の女性」、ニコニコ動画には「内向型の男性」が相対的に多く集まる傾向があることが分かった。


この調査では、AmebaTwitterニコニコ動画mixiモバゲータウンなど国内29のサービス・プラットフォームについて、どこに、どんな利用者がいるのかを、ソーシャルメディアのユーザー1200人を対象にしたアンケート調査をもとに分析した。分析手法は大きく2つあり、「オンライン行動属性」と「心理クラスター」がある。


「オンライン行動属性」とは、オンライン上での行動をベースに、ソーシャルメディアへの関与度をモデル化したもので、ユーザー全体を4つのカテゴリに分類した。すなわちコミュニティを立ち上げたりまとめサイトを作ったりする「コーディネイター」、写真やブログを投稿する「クリエイター」、SNSを使ってコメントをやり取りしたり友人と交流したりする「参加者」、他人が投稿した記事やコンテンツを閲覧する「観察者」の4つで、後ろにいくほど周りへの影響力が小さくなる。


「心理クラスター」の方は、普段の生活における意識や価値観によって、オンライン上の行動にどのような違いが生じるかを分析したもので、ユーザー全体を3つのカテゴリに分類した。すなわち、積極的に人とかかわり、グループの意見をまとめるのも得意な「アクティブリーダー型」、友人と群れるのが好きで周囲の意見に左右される「フォロワー型」、目立つことを好まず、人とのコミュニケーションにも消極的な「内向型」の3つである。


調査の結果、いくつかユーザー像に特徴があるプラットフォームが見えてきた。例えば、Twitterには「アクティブリーダー型の男性」、 mixiには「アクティブリーダー型の女性」と「フォロワー型の女性」、ニコニコ動画には「内向型の男性」が相対的に多く集まる傾向があることが分かったという。特にmixiには、SNSのコミュニティを立ち上げたり、商品レビューを投稿したりと周囲への影響力が強い女性、周囲に追従しやすい女性がともに集結しており、企業がマーケティングなどにうまく活用すれば効果が大きいプラットフォームと言えそうだ。


一方、利用者数が最も多かったYouTubeは、「オンライン行動属性」のモデルにおいて、情報を発信する「参加者」と、見ているだけの「観察者」のバランスがよくとれているプラットフォームだったという。これに対し、利用者数が2番目に多かった価格.comは、情報発信に参加せず、具体的な行動を起こさない人が多いという傾向があった。


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